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オーラルコミュニケーションが主体だった時代には、全体を見渡せない代わりに、多義的な意味・解釈が可能だった。また、科学と学芸が分裂していなかった時代。
そこから、17世紀は様々な学問が分裂し始め、コミュニケーションも客観的なものが志向されるようになる。そのなかで、絵とごっちゃの状態だった「図」も、分裂して、情報を的確に伝達する単能的な存在へと変わっていく。
シェイクスピアの演劇を、ピューリタンの科学者たちが抹殺しようとしたというエピソードも興味深い。この「客観」という言葉が、嫌い。