雨木シュウスケ『マテリアルナイト5:そして少女は慈しむ』

 腐海の底から古いラノベを召還しよう、その19。『マテリアルナイト』シリーズのラスト。
 とりあえず、サイア・ミュウがクソガキすぎる。
 世界そのものであり、超越的な力を持つが、産まれたてで精神が未熟な存在であるサイア・ミュウが駄々をこねる展開。レアナの身近な人々が、どんどんと消されていき、追い詰められる中、レアナはどんな選択をするのか。
 まあ、最終的には何とか元の鞘に収まって、でも完全には戻らずって感じか。結局、敵対国家の首都は壊滅したままなのか。
 ラストは、レアナたちが学園を卒業し、進路が分かれていく。そして、レアナとイェンのきづなの再確認と。まあ、収まるところに収まった感。
 途中で、数日放置した結果、ストーリーを一部忘れかぶっているわけだが。