中東のオアシス「死海」が直面する死の危機とは - GIGAZINE

gigazine.net
 死海周辺での水利用が増加した結果、死海の水位が低下。そのため、地中の塩層が真水と接するようになり、塩が溶解して地中に空洞が形成され、崩落してシンクホールが開くというメカニズムらしい。灌漑や、炭酸マグネシウムの抽出などによって、水位が毎年1メートル近く減ったり、逆に南部では塩が堆積して水位が上昇するなどの変動が起きていると。
 アラル海やチャド湖などの、内陸乾燥地帯の閉鎖水域と同じような運命をたどりつつある状況か。紅海からの水を人間が使って、自然の表層水を死海に戻すくらいしか、対応はなさそうだけどな。