江戸の防災力 - Togetter

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 まあ、江戸時代と現代社会が比較にならないのは確かなんだが。生態的な前提が全然違うから。
 ただ、江戸時代にはあったデュープロセスが、近代化の過程で失われてしまったのも確かなんだよなあ。結果、いまだに権威主義的な開発独裁のシステムから抜け出せないでいるというか。あと、江戸時代の治水事業と、現在のコンクリガチガチ工事を同じ次元とは言いがたいような。
 食料に関しては、単純に飢餓を海外に輸出できるようになっただけというか。現代社会だって、日本は海外から買ってこれるだけで、飢餓問題に対処できる流通システムは出来上がっていないわけで。つーか、資本主義システムは弱者側の食糧難を促進する側面もあるわけで。
 防災力に関しては、江戸時代は確かに脆弱なんだけど、脆弱さを前提に文化ができあがっていた。それに対して、現在は巨大な防災工事で一定程度までの災害は完璧にシャットアウトできるようになったが、その分居住なんかで災害の危険度に無頓着になっている側面はあるわな。
 まあ、つらつら考えると、幼児期に風邪こじらせてあっさり死んでいたほうが楽だったような気もするな…