『世界の傑作機No.144:リパブリックF-105サンダーチーフ』

リパブリックF-105サンダーチーフ

リパブリックF-105サンダーチーフ

 ベトナム戦争で落とされまくって、消耗しきったことが有名な戦闘爆撃機サンダーチーフ。初めて作った戦闘機のプラモがこの機種だったので、衝動買い。小学生以降、全然知識をほとんどアップデートしていなかったから、つーかそもそも完成したのかも定かではないのだが、エアインテイクの形状からして驚きというか。戦術核爆撃機として爆弾倉をもって生まれた機体なのだが、爆弾倉は実戦では使われずじまいで、増槽として使われたとか。Mig-17には圧勝しているが、Mig-21には完敗している。撃墜機の大半が対空砲にやられた結果など、いろいろと興味深い。
 技術ノートがおもしろいな。こういう構造だったのかと。主翼の取り付け円框とか、マッハ2への技術的試行錯誤とか。
 こうやって一通り知識を得ると、今度はベトナム戦争の個々の戦闘場面というか、ミッションがどのように決定され、実行されたのかみたいなところに興味が出てくるな。