カトウコトノ『将国のアルタイル 1-13』

将国のアルタイル(1) (シリウスKC)

将国のアルタイル(1) (シリウスKC)

将国のアルタイル(2) (シリウスKC)

将国のアルタイル(2) (シリウスKC)

将国のアルタイル(3) (シリウスKC)

将国のアルタイル(3) (シリウスKC)

将国のアルタイル(4) (シリウスKC)

将国のアルタイル(4) (シリウスKC)

将国のアルタイル(5) (シリウスKC)

将国のアルタイル(5) (シリウスKC)

将国のアルタイル(6) (シリウスKC)

将国のアルタイル(6) (シリウスKC)

将国のアルタイル(7) (シリウスKC)

将国のアルタイル(7) (シリウスKC)

将国のアルタイル(8) (シリウスKC)

将国のアルタイル(8) (シリウスKC)

将国のアルタイル(9) (シリウスKC)

将国のアルタイル(9) (シリウスKC)

将国のアルタイル(10) (シリウスKC)

将国のアルタイル(10) (シリウスKC)

将国のアルタイル(11) (シリウスKC)

将国のアルタイル(11) (シリウスKC)

 トルキエ将国の若き将軍マフムートが、征服を目論むバルトライン帝国の策略と丁々発止とやりあうお話。といっても、2巻から7巻辺りまでは将軍から降格されて、海外をあちこち回る展開だが。大晦日あたりから読み始めたのだが、おもしろい。ただ、テンション高く、次々と事件が起きるので、10巻越したあたりから微妙に疲れてくる感が。
 13巻時点では、対帝国軍事同盟が形成され、正面から激突。しかし、実際には「合従連衡」の故事にあるとおり、強国に対する軍事同盟って切り崩されてうまくいかないことの方が多いんだよな。ストーリーとして、主人公のいる側が勝つとは思うが。あと、バルトライン帝国のような無慈悲な搾取で膨張する国って、つぶれる時もあっという間につぶれそう。これまた統一帝国である秦があっという間に滅びた故事があるけど。つーか、あそこまでむちゃくちゃやったら普通に反乱起こされるだろう。
 ここしばらく、南のほうでどんぱちが続いているけど、今までの展開からすると北のほうで帝国がなんか手を打ってきそうだな。で、今度はザガノス・パシャが活躍しそうな。
 今のところはトルキエ防衛で手を取り合っているが、最終的にはマフムートとザガノスは戦後処理をめぐって決裂しそう。