「市電敷石の保存、再利用を:新町・古町の自治体 市町に提案書」『熊日新聞』13/6/1

 熊本市中央区の新町・古町地区の自治協議会の代表らが31日、市電のレールを交換する際に撤去、廃棄されている軌道敷石の保存と再利用を幸山政史熊本市長に要望した。
 要望したのは五福、一新、慶徳3校区の自治会代表ら。市役所で幸山市長と面会した一新校区自治協議会の毛利秀士会長が提案書を手渡し、城下町らしい景観保全のため敷石のコンクリート化を最小限にすることや、撤去後の石を地区の景観整備に再利用するための協議などを求めた。
 敷石は国会議事堂の外壁で知られる広島県倉橋島産などが使われており、自治会代表から「貴重な石。一度壊すと戻せない」「工事に入る前に住民と意見交換を」などの意見が上がった。これに対し、幸山市長は「できるだけ再利用するべきだ」と応じた。市交通局は約30年前から段階的に枕木やレールの交換を進めており、敷石も脱線や振動を防ぐなどの観点から順次、コンクリート板に取り換えている。 (星原克也)

 倉橋島の桜御影という石らしい。今でも、昔ほどではないが、採石は続いているらしいが。まあ、いい石だけに大事に使ってほしいわな。これ、回収して売ったら、いくらになるんだろう。