絶望の果てに希望は見出せるか──アフリカ遊牧民の紛争のフィールドワークから | SYNODOS -シノドス-

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 なんというか、絶望的な世界だな。政治家の私利私欲から戦争を引き起こすって。しかも、アレなのは、警察や軍隊がそれに加担してしまうこと。国家の統制ができていないんだな。で、攻撃される側がそれに対抗する軍備を整えたことで、「和平」へ。自力救済の悲惨さというか。自力救済の社会ってこういう感じだったんだろうな。
 資源の争いなどの分かりやすい話ではなく、地域の政治情勢が深く影響していると。「平和構築」の難しさ。警察や軍が、略奪や殺人の当事者になってしまうと。あと、「平和キャラバン」の無意味さ。で、これってどこの話だろう。
 逆に携帯電話による民族間連絡網が平和構築の役に立っていると。コミュニケーションシステムの重要さとも言えそうだな。
 隣の民族の土地を奪って再分配というのが支持を受けるということは、同じ民族内では土地という「資源」の配分が不平等になっているってことなのではないだろうか。そういう意味では、「資源問題」ではあると思うが。