『世界の傑作機No.95:T-38タロン、F-5A/Bフリーダムファイター』

T-38タロン,F-5A/Bフリーダムフ 世界の傑作機 NO. 95

　なんか飛行機の本が読みたくなったので、本棚から引っ張り出した。ここしばらく、新たに購入した「世界の傑作機」シリーズが、F-105といい、A-4といい、核攻撃機として計画された禍々しさに溢れていたのだが、F-5シリーズは第三世界諸国でも運用しやすい海外援助用の軽量・簡易な戦闘機と牧歌的な感じでほっとする。しかし、レーダーも一切積まないというのは、えらく潔いよなあ。この時代なら、ミラージュ3にしても機関銃によるドッグファイトが主体だったみたいだし、それで何とかなったのかな。
　あと、F-5シリーズはどんな戦歴があるのかがわかりにくい。ベトナム以外では、エチオピアやモロッコ、イランが実戦に投入したようだが。イスラエルないしはインド・パキスタンあたりが導入していないと華々しい戦歴とは無縁になるのかね。
　やっぱ、センチュリーシリーズあたりとくらべると、こっちの方が好みかな。