山梨県の大雪災害を山梨日日新聞から読み解く | SYNODOS -シノドス-

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 大雪災害の観察。山梨県と言う降雪への備えが薄い土地に大量の雪が降ったことが、巨大な被害を生んだこと。除雪の資源から、インフラから、準備まで、どれも不足したと。また、テレビが速報メディアとして機能せず、ツイッターによる情報の発信共有の方が先行したという特徴が興味深い。ある意味、テレビの存在意義って、こういうときの情報発信メディアだから、存在意義をものすごく毀損したよなあ。まあ、行政も情報を集め切れなくて、対策本部の立ち上げが遅れたわけだから、こういうタイプの災害に既存メディアが向いていないと言うことかもしれないが。
 あとは、紙面に占める雪害報道の量が、災害の影響を計る物差しとなっているのも興味深い。
 非常時のためのコストをどのように負担するかの問題も。大規模な災害のたびに自動車産業の生産が止まったりするが、食料品などの流通でも、そのような問題点が見られると。あとは、除雪車などの雪かきのための資源をどう維持するか。今までは公共事業の収益の一部を差し向けていたわけだが、縮小と利幅の減少の中で、誰が負担するか。