ハンナ・リデル顕彰碑

 上のライト顕彰碑の右側に建っている石碑。こちらは回春病院の創設者。




      ハンナ・リデル
      HANNAH RIDDELL
       1855〜1932
 安政2年、ロンドンに生れる。信仰心厚く
宣教師として35歳の時来日。熊本に赴任する。
桜並木の下に"初めてハンセン病者を見た"
この衝撃が日本ハンセン病者救済史を動かす
劇的な出会いであった。(4月3日)
 神に祈ったリデルは生涯をかけての行動を
おこしこの地に回春病院を創設する。
明治28年11月のことである。
 リデルの活動は回春病院経営にとどまらず
「らい予防法」成立の原動力となり、各地病者
たちの救済とキリスト教伝道の広がりとなった。
 強い意志と実行力を持ち、威あってやさしく
社会福祉の言葉さえなかった時代、その先駆的
役割を果たし昭和7年2月3日に永眠された
76年の愛と奉仕の生涯を深い敬意をこめて
ここに銘記する。
   1994年2月
       リデル、ライト両女史顕彰会