あざの耕平『東京レイヴンズ11:change:unchange』

 地方から再び東京に戻って。陰陽庁に逆らった関係者たちの孤独な戦いを描く。今回は春虎は一切出てこないな。
 夏目以下の土御門一門は、地方から東京に潜入。さらに、友人たちも孤独な戦いを強いられる状況にあった。京子、天馬は学校に戻り、鈴鹿は陰陽庁で研究業務に、監視を受けつつ、力を蓄える。冬児は天海大膳とともに地下に潜伏し、己を鍛えることに。大友は、道満法師を「式神」にし、裏社会で暗躍しつつ、春虎と夏目を追いかける。木暮禅次朗の変わりっぷりのなんかすごいな。
 夏目の手紙が天馬に届けられ、天馬はそれに対する返信として、学園の鬼気払いのイベントで失敗する。そのメッセージが友人たちに届けられると。天馬のジョーカー振りがすごいな。
 あとは「夜光の遺業」に関する匂わせとタイムリミットが二ヶ月ということが明らかにされる。