昨日は熊本大学黒髪南キャンパスで行われた「地下と地上の文化財散歩」に参加。工学部と理学部のキャンパスで出土した遺跡の説明を聞く。
 熊大の黒髪キャンパス全体が、「黒髪町遺跡群」の中にあり、50センチほど掘ると、古代の遺構が発見されると。総合研究棟の西側では古代の官道跡と蚕養駅らしき遺構が発見され、官道の東側は集落になっていたと。キャンパス南端は、近世の畑跡や熊本刑務所の墓地が発見されている。もともとは一段低い地形だったのを、1953年の水害の後、盛り土して、同じレベルにしているそうな。あとは、弥生時代の甕棺墓がいくつか発見されていると。南キャンパス敷地内は、官道が通っていた時期以外は、集落ではなかったということかね。まあ、水害の危険もありそうだし。
 古代の官道や駅の遺構、さらには「国」の字を刻んだ土印など、古代が一番遺構がおもしろい時代ってことなのかね。


 東端の共同溝工事のための発掘現場を見学。古代の集落や明治大正の熊大の建物の基礎跡とか。




 最後は埋蔵文化財調査センターを見学。黒髪南北キャンパスだけでなく、本荘の医学部、京町の付属小中学校などで発見された遺物展示されている。
 京町の付属小中の敷地は近世には家老沢村家の屋敷だったので、磁器などがでている。あと、第二次世界大戦の戦災でまとめて廃棄された、師範学校の食器も興味深い。
 あとは、土印やバックルなど、古代の役所関係の遺物など。





 その後は街に遊びに。喜久屋がなくなると、本屋の質が下がって困るなあ。ツタヤはやはり分かってない感があるし…
 帰宅後は、凶悪な頭痛に2日に渡って悩まされる。このところ、出かけるたびに頭痛に悩まされているような。