NHKスペシャル「狂気の戦場 ペリリュー〜"忘れられた島"の記録〜」を見る。1万人ほど居て、最後まで生き残ったのは34人って怖すぎる。捕虜が200人ほど出たようだが、それにしても死亡率最悪の戦場なんじゃね…
 どうみても万歳突撃の方が楽だろう、これ。途中で指揮官が玉砕させてくれと通信しているのが泣ける。
 一方、洞窟陣地に誘い込まれ、どこから攻撃を受けるか分からない米兵の恐怖と消耗。後半戦の時の、アメリカ兵の証言者の表情が怖いよ。
 ペリリューが語られないのって、やはりアメリカにとっては名誉な記憶ではないからなんだろうな。陸軍と海兵隊の主導権争い、さらに攻略に手間取っている間に戦略的意義も失ってしまうと。日本側からしても、サイパン、フィリピン、硫黄島、沖縄のような戦略的がなかったわけだし。