気象災害の犠牲者はなぜ減らないのか / 三隅良平 / 防災科学技術研究所 | SYNODOS -シノドス-

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 戦後継続的な数字にすれば、ほとんどゼロまで減少しているわけだが。
 細かい豪雨地域を予測するのは困難、市町村は災害時には忙しくて決断が遅れがち、さらにいざ危険が迫ったときには逃げるのが困難と。
 市町村が全面的に災害対策を担うのは困難なんじゃなかろうか。通報への対応やら避難所の準備なんかの業務があると。あと、現場の消防団員などは情報の不足に悩む。このあたりは、対応が困難なんじゃなかろうか。携帯電話が使えるだけ、過去より向上したとは思うが、土砂降りの中で使うのは難しそうだし。
 あと、避難所へ向う途中で遭難したり、避難しようとするとかえって危険とか。『ドキュメント豪雨災害』asin:4004314879でも、役場や地域の人がおかしいと思ったときには、逃げ場がなくなっていたとあったな。
 結局は、自分の住んでいる土地の素性をよく知っておかなければならないと。谷に住んでいることの危険さとか。