那珂川の背後に国土なし! : くだらない悲劇 空母「グローリアス」の沈没 前篇

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那珂川の背後に国土なし! : くだらない悲劇 空母「グローリアス」の沈没 後篇
 ノルウェー戦の最終局面で、英空母グローリアスが単独行動中に、ドイツの巡洋戦艦グナイゼナウシャルンホルストに遭遇し、撃沈された事件の「真相」。そして、それが暴き出されるまで。
 グローリアス艦長が明らかにバランスを欠いた判断を繰り返し、航空部隊の幹部と対立状態にあったこと。幹部を告発した軍法会議のために、船団から分離先行したと。しかも、グローリアスの艦長は、帰還中も、航空機をすぐ出撃できる態勢に置かなかった、一部のボイラーの火を落としていたなど、明らかに失態を犯していると。完全に艦長の傲慢と無能の結果だけど、それを正直に明らかにしたら、人事とか他の人も処分を受けることになるだろうしな。組織としては隠蔽するだろうな。まあ、現在に到るまで、かたくなに「燃料不足」という見解を維持し続けるのは、また不思議な話だが。
 しかし、明らかに精神的バランスを欠いた艦長に指揮され、艦が混乱状態に陥るってのは、ホーンブロワーシリーズの『スペイン要塞を撃滅せよ』を思い起こさせるな。最近の軍隊でも、おかしくなった艦長を何とかするのは難しいと。
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