普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。全話みなおし

 録画してあった分を、通して見返す。
 しかし、1話、2話あたりのうまく行かなさがものすごくきついな。全く期待なしで見始めたわりに、あそこのきついところで切らなかったものだ。原作を買いに走ったのが、4話あたりだから、そこまでは、流川ガールズも軌道に乗ってなかったんだな。それが最終回には、時間が押して夏祭りに間に合わないかもって時に、奈々子は「地元あってのロコドル、どっちも放棄したくない」と言い切るんだから、成長したものだ。あのシーンでは、奈々子が主導的な立場になっているし。
 あと、9話が全体の鍵になっている感じだな。原作では実は結成以前に会っていましたみたいなエピソードだけど、アニメでは、それが、流川ガールズの存立そのものの前提になっている。1話で奈々子と出会ったときに縁さんが抱きついた理由。そして、2話の奈々子を家に呼ぶときにゆかりさんが暴走した理由なんかもよく分かる。あれって、初めて彼氏を家に上げるのと同じ気分だったのではなかろか。
 あと、最終回のライブの回想シーンが、9話を見直した後では、さらに胸に迫るな。