大工道具の文明史: 日本・中国・ヨーロッパの建築技術 (歴史文化ライブラリー)
- 作者: 渡邉晶
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2014/03/20
- メディア: 単行本
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ここのトピックは興味深いが、頭の中での整理が追いついていないな。
以下、メモ:
このノミによる打割製材の痕跡を残す中世の部材(吉川八幡宮、一五世紀、岡山県)が発見された(図40)。部材には刃幅七分(約二一ミリ)のノミの刃痕があり、割裂作業を途中で中止したことにより、ノミが木の繊維を断ち切る方向に打ち込まれていたことが判明した。p.52
へえ、よく残っていたものだ。打割製材の方が狂いが出ないという話だが。
文献メモ:
太田邦夫「世界の木造構法の分布とその技術的背景」『住宅建築研究所報』1983
若山滋『世界の建築術』彰国社、1986
太田邦夫『東ヨーロッパの木造建築』相模書房、1988
内田祥哉編『在来構法の研究:木造の継手仕口について』住宅総合研究財団、1993
浅川滋男『住まいの民族建築学』建築資料研究社、1994