「消防紀念碑」

 上記の「植桜之碑」の上流に建っている大きな石碑。大正8年に殉職した消防団員を顕彰する目的で建設されたようだ。石碑がでかすぎて、碑文の上の方が判読できる写真の撮影がなかなかできなかった。適度に曇っているほうが、こういう石碑は撮りやすいようだ。




石碑裏面

熊本警察管下本庄春竹本山出水島崎五ヶ村消防組員中其任務を行うに当りて或は身命を
失へるあり或は不治の廃疾に陥れるあり其功労の以て後世に伝ふるに足るものなきは豈
千秋の遺恨事ならずや部内有志茲に慨する所あり幾多殉難の諸氏を追懐し記念の為碑に
刻して聊か慰籍の誠意を表す蓋し亦我が組員をして其職責の重きを知らしめ剛健質実の
士風を鼓舞して世道人心の振作を期する吾人の徴衷に外ならず此挙固より殉難者の崇貢
○○行為を表彰し得べきにあらず只同情の一端を披瀝して諸氏の義勇壮烈後人の模範た
らしめんとするのみ
    大正八年拾月建設  正五位熊本県知事川口彦治撰
              勲三等


発起人 本荘組頭
      大野卯三郎
    本山組頭
      ○森卯三郎
    前署長
    警視竹原松平
    係長部長
      岡崎健太郎
    警察署長
    警視森 実美