川口士『魔弾の王と戦姫 4』

 この巻では、エレンとティグルは別行動。エレンは親友の戦姫サーシャの救援にジスタートに戻り、一方でティグルはブリューヌに侵攻したムオジネル軍5万に対抗するため少数の兵で挑むことになる。
 しかしまあ、ブリューヌの「王子」が実は女の子で、に転がり込んできたり、戦姫を何人もたらしこんだり、ティグルの軍も、妙な集団になってきたな。次は、ブリューヌ中心部へ進出という展開かな。
 一方で、ドレカヴァクやヴォジャノーイといった「魔物」たちはなにを企んでいるんだろうな。ティグルの黒い弓との関係は。テナルディエ公爵の下で竜を調達したり、いろいろ暗躍しているようだが。エリザヴェータのレグニーツァ侵攻は、エレンをティグルから引き離すのが目的だったってことなのかね。で、急激に力を増したのは、なにか取引で、強化してもらったというところか。