『第2次大戦最大の激戦No.7:岩山の激戦イタリア増補改訂版』

 ずいぶん昔の写真集。1993年刊行か。これ買ったときは、小遣いのかなりの部分を消費することになるから、決意が必要だったんだよな。
 戦車の塗装や汚れがどうなっていたか見たくて、引っ張り出したが、モノクロ写真を見ただけではさっぱり分からんな。ジャーマングレー単色の時代は、白っぽいところは、砂埃!って扱いですんだけど。イタリア戦線では、基本色はダークイエローで、単色か、迷彩をかけてある感じか。三色迷彩があったとしても、白黒写真では、色の区別がつかない。本なんかの、マーキングの例は、どういう根拠を元に描いているのだろうか。
 フェンダーなんかが真っ先に壊れるとか、対空擬装に植物を乗っけまくっていて、ディテールがさっぱりわかんねーとか、そのあたりも興味深い。
 イタリア戦線の一部始終。シチリア上陸から始まって、サレルノでの戦い、グスタフラインとカッシーノの戦い、アンチオ上陸。さらに、中部イタリアでのゴシックラインに至る複数の防衛線。最後は、北イタリア平原での敗走。最後のほうでは、戦力スカスカだったんだろうな…