斎藤岬『死神探偵シリーズ2:死神探偵と幽霊学園1』

 死神探偵シリーズ二作目。
 高校時代のエピソード。いろいろといわくがある旧校舎に、肝試しで潜入。そこで、バラバラ死体に遭遇する。しかも、目撃者全員に、怪談で呪われた証拠という「怨」と書かれた紙が投入。女の子が一人行方不明になる。推理ものというより、ホラーというか、スリラーテイストだな。
 うって変わって「華族探偵」シリーズはお馬鹿なノリ。宝石を奪う怪盗「死神仮面」登場。邪険にする警察を押しのけたり、出し抜いたりで、追っかける。外回りが主体なので、お千代ちゃんの出番は少ない。あと、一巻ではヘッドドレスがなかったのに、この巻ではつけるようになっているな。博物館の地下収蔵庫で、3時間、柔道のしめ技で二人して動けなくなっていたというのが、笑った。