『グランド・パワーNo.18:1995/11号:特集第2次大戦のイギリス軍用車両』

 これも、20年前の本か。第二次世界大戦時のイギリス軍の戦車と自走砲、ユニバーサルキャリアを紹介している。しかし、白黒写真は、実際に、戦車がどのような色で、どのように汚れていたのか、判りにくいな。
 ドイツ戦車あたりと比べながら見ると、イギリスの歩兵戦車のエンジン出力の小ささが印象的。あと、チャーチルの正面装甲100ミリ強ってのは、パンターあたりはともかくとして、四号戦車にとっては相当やりにくい相手だったんじゃないだろうか。クロムウェルにしても、四号戦車よりは重量といい、エンジン出力といい、勝っているんだよな。まあ、パンターがぞろぞろ出てくると、相当劣るわけだが。つーか、「パンターと互角に渡り合う」という触れ込みのコメットにしても、ずいぶん軽いわけだが。
 スペックを見ると、巡航戦車のクルセイダーが、三号戦車の5センチ砲搭載型と略同等といった感じか。あと、クロムウェルのスピードがすごい。
 そういえば、エンジンが前についている軽戦車Mk.6の後のほうは何が入っているんだろうか。