終戦と第2次世界大戦関連

NHK NEWS WEB 「受忍論」 新資料が語る国の方針

 密室で、官僚の都合で作られた「受忍論」。
 なんというか、現在も続く、「日本」という体制の酷薄さはあきれるばかりだよな。確かに、財政には限界があるにしても、基準の作りようはあっただろうに。水俣病の、結局現在に至るまで、全住民を対象とした疫学的な調査が行なわれていないのと一緒の話だよなあ。
 「国を挙げての戦争」というなら、軍部の暴走を許した満州事変時の主導的な軍人は、戦後にちゃんと処罰しておくべきだったように思うが。
 結局、軍事的行動力の拡大に批判的なのは、政府が信用できないからってのは大きい。

“書きかえられた”沖縄戦 〜国家と戦死者・知られざる記録〜|ETV特集

 沖縄の戦争被害者を、民間人ではなく「軍属」と位置づけるため、被害の状況を書き換えたという話。方便のために、歴史を修正してしまうか…
 今審議中の「平和法案」とやらも、裏では何をしでかすやら。

現在の歴史認識問題について | 中東・イスラーム学の風姿花伝

 うーん?
 中国といい、ロシアといい、電波がゆんゆん入った国が軍事的拡張を狙っていることが問題であるのは、確か。
 ただ、「中国を縛る」ためにこそ、右派歴史観を強調して、東南アジア諸国から警戒を買わないようにする必要があると思うが。

枢軸国フィンランドの敗戦から伝えたいこと - ゆとりずむ

 大和魂の国では、こういう「献身」が見られなくてなあ。
 教育などの「未来への投資」の大きさ。人口が少ない国では、少ない人的資源をいかに有効に利用するかが生き残りの鍵となるからな。全てにおいて、国民総動員体制というか。一方で、だからこそ使えない国民の増加を防ぐ優生思想による断種なんかも、かなり行なわれたわけで。何事にも、暗黒面がある。

一番大切なものが欠落していた戦後70年談話: 極東ブログ

 そうやって整理されると、けっこう微妙な歴史観に立脚しているな。まあ、そのあたりの歴史観が、国際的に問題になるのは、中国や韓国相手だけであるってのも確かだろうけど。どっちも、主張が政治化しすぎて、あまりまじめに取り合いたくない状況だよなあ。
 そして、ソ連との関係がきっちり清算されていないという問題が指摘される。

「空襲被害は防空法のせいで拡大した」 大学教授が「戦争の裏側」を中学生に解説|弁護士ドットコムニュース

 焼夷弾に水をかけても意味ないのに、住民に消火作業を強要し、徒に犠牲を増やしたと。さっさと逃げたほうが良かった。
 灯火管制は意味があったらしいけど。むしろ不徹底だったとアメリカ軍が指摘していたというのを、どっかで読んだな。

被爆者たちのもたらす核抑止力 : 地政学を英国で学んだ

 まあ、それこそ1950年代あたりには、本当にカジュアルに使うつもりだったようだしな。
 核兵器が残虐な兵器であり、非人道的なものであるという認識が共有されたことによって、核兵器が使いにくい兵器になったことは確かだよなあ。

敵機との距離測定器発見 滋賀・旧豊郷小、空襲時に使った? : 京都新聞

 へえ、民間向けの対空測距儀が流通していたのか。