谷甲州『航空宇宙軍史:最後の戦闘航海』

 手持ちの「航空宇宙軍史」は読了。『終わりなき索敵』はどこかから借りてくるしかないな。
 外惑星動乱終戦後の話。
 ガニメデが戦争中に、木星の衛星ヒマリアで行なった捕虜虐待を軸に、両軍がばら撒いた機雷を処理させられる旧外惑星連合軍の掃海艇や地下組織としての外惑星連合軍の組織化、戦犯追及の動きが描かれる。
 機雷で封鎖され、生還者がいなかったヒマリアで何があったのか。ヒマリアへ調査に向かう掃海艇CCR-42とその周辺の動きを軸に展開する。
 しかしまあ、外惑星連合軍といい、航空宇宙軍といい、サイボーグ化の話がえぐいな。