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廃棄コストを下げるため、漁礁に利用した結果、逆に劣化で有毒物質を垂れ流すことになってしまったと言う話。プラスチックやゴムを使ったら、劣化で当然化学物質が染み出すだろうと、今になれば思うが、当時は違ったのかね。
コンクリ製と比べると定着率が4割低い。海流で傷つくと、重金属が滲出する。で、フランスでは撤去の方向で動いていると。アメリカでは、グッドイヤーが廃タイヤ漁礁の建設を推進したのだとか。
日本でも、2000万立方メートルの廃タイヤ漁礁が建設されているという。ネットをザッと検索した限りでは、あまり有益な情報を入手できていないが、日本でも、タイヤメーカーが推進者だったようだ。ブリジストンがネット上で公開している社史第2節 第6章 ブリヂストン物語 株式会社ブリヂストンには、以下の記述が。
1971年からは、使用済タイヤを人工漁礁の素材として利用する技術の研究にも力を入れ、1972年に宮崎県に協力して国内初の大規模なタイヤ漁礁(トラック・バス用タイヤと乗用車用タイヤ1万5,000本を沈めて設営)を同県青島沖に造成しました。
環境調査や対応を迫られるんじゃね、これは。
特集:船を沈めて魚の楽園に 2011年2月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP