和ヶ原聡司『はたらく魔王さま! 14』

はたらく魔王さま! (14) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (14) (電撃文庫)

 今回は短編集。
 エミリアと千穂が友達になった経緯、芦屋が圧力釜を手に入れて喜ぶ話、魔王が携帯を買い換えた時のエピソード、魔王のジーンズのまたのところが擦り切れていた話、木崎店長の過去。自転車に乗っていると、ジーンズの股のところが擦り切れるんだよなあ。つーか、アルシエルの主婦力の高さが凄まじい。さすが、知将w
 後半は、エミリアが地球にやってきて、基盤を確保するまで。すぐに、ミキティの保護下に入った二人より、きつかったかもな。あと、鎧を着た人間が歩いていたら、そりゃ、警官が声かけるだろうなあ。エミリアが住んでいる部屋が、「ワケアリ」という話は、早い段階から示唆されていたけど、幽霊が出るんじゃなくて、エミリア自身が幽霊扱いされていたわけね。で、不動産会社の担当の人から、いろいろな日本社会の情報を吸い上げたと。