相変わらず、微妙に風邪が治っていない。


 読書ノートは、ここらあたりからしばらく灰色文献に。主に、熊本県立図書館のブックリサイクルで入手した本。最初は、愛知県あま市七宝焼アートヴィレッジの図録類から。選べなくて、まとめてもらってきたが、どれも非常に興味深い。
 七宝と言うと、象嵌に施すのは知っていたが、大型の銅器に、釉薬を載せて花瓶などの大型の製品を作ることが行われていたのは知らなかった。見事な作品が製作されている。しかも、その明治時代には輸出向けに生産された七宝製品が、あま市の遠島集落に集中的に立地していたという。今も、当地には、七宝工房が残っているが、変哲もない集落が、輸出産業で一時は食べていたというのも興味深い。
 つーか、七宝すばらしい。


あま市七宝焼アートヴィレッジ
尾張七宝 愛知県
贈答品・ギフトは安藤七宝店の七宝焼 明治から続く七宝の製作販売の店。
加藤七宝製作所ウェブサイト
清水三年坂美術館 明治の名品を収集している美術館。
並河靖之七宝記念館 明治期の名工の自宅が保存され、作品と共に公開されている。