七宝町七宝焼アートヴィレッジ編『七宝資料集:林小傳治家文書二』2009

 こちらは、四代目林小傳治による、遠島の七宝製造業の歴史を研究したノートを収録。
 本書に収録している地図を見ると、遠島の集落本体は、あまり土地割が変わっていないのが興味深い。それぞれの家を訪ねて、聞き取りとか、調査を行なったら、なんかいろいろと情報が出てきそう。
 いろいろと興味深いが、私自身は、もっと大きなストーリーとつなげる術がないな。道具の紹介や、価格の変遷、組合名簿など、マテリアルとして有用そうなのだが。