七宝町七宝焼アートヴィレッジ編『企画展:並河靖之の技』

 明治時代、京都に工房を構え、質の高い作品を制作。七宝焼き関係では、二人しか選ばれなかった「帝室技芸員」の一人であった名工の作品を展示した企画展の図録。
 巻末の目録を見ると、並河靖之七宝記念館と清水三年坂美術館の所蔵品が展示されたようだ。
 やはり余白が多いのが特徴なのかね。6番の梅花鶯文花瓶、17番藤花蝶文花瓶、23番花草文花瓶などが、良いな。