伊都工平『モノケロスの魔杖は穿つ 2』

モノケロスの魔杖は穿つ〈2〉 (MF文庫J)

　本州パァァンチ！！！！！
　二巻目。最大の敵であり、日本の「解体」を招いた天球儀会の存在がクローズアップされてくる。
　今回は、「王国の騎士」である長川律がクローズアップされる。日本の再統合にむけて動いていた状況で、「荏原の新王」が出現。障害物の監視や消去のための人員が、「転校」してきて、すったもんだの大騒ぎに。部活と買い物の最中に、竜たちの隠れ里に入り込んでしまう。さらに、隠れ里の結界の消滅で、神剣アレイオンの存在が露見し、東京に「アルゴスの巨人」たちが攻め込んでくる。この危機を、竜の「国連軍」やヒロたちが協力して、対処することに。
　見所は、クライマックスの怪獣大決戦。日本国の守護神たる秋津洲と巨人アルゴス・パノプテスの格闘。
　そして、「正義」とは何か。