熊本城散策

 昨日、力尽きて書けなかった、熊本城の有料区域内の写真を。ブラタモリで「やりすぎ城」と言われた、南面の通路と、番組ではスキップされた宇土櫓がメイン。本丸御殿と天守閣はパス。人大杉

下馬橋跡

 もともとの城の入り口。現在の御幸橋とそこから続く坂は、明治時代に改築されたもの。上の馬具櫓は、近年復元されたもの。復元工事前から、櫓があったんだけど、アレは模造だったのかな。既に、ここの時点で難攻不落感が。


宇土

 熊本城、昭和の復元建築である天守閣なんか無視して、こっちに登って欲しい。創建当初の姿をとどめる高層の櫓は、熊本城ではここのみ。西南戦争の時の火災を辛うじて免れた、貴重なもの。ブラタモリも、こっち紹介しなかったのはもったいない限り。つーか、この櫓だけで、他の城の天守閣レベルだし。
 昼でも薄暗い、バリアフリー美味しいのといわんばかりの急な階段、ぎしぎしなる床と、戦国時代から残る建物をがっつり味わうことができる、おすすめの建物です。



 ブラタモリで、タモリと桑子アナが潜っていた抜け道、宇土櫓の最上階から、がっつり見えてた。



 暗くてブレブレの続櫓



 立派な梁だけど、木材はだいぶ修理で交換されている様子。



 銃眼と石落とし。




 古い部材と新しい部材が継ぎ合わされているらしい。



 急な階段。なかなか疲れる。




 最上階からの光景。





 模型と旧部材。




平左衛門丸発掘調査地

 土嚢が積んであるから、台風の被害でもあったのかと思ったら、発掘後、復元工事までの保護用らしい。



石垣建設技術の変化

 熊本城は、比較的長期間をかけて建設されたそうな。後になるほど技術が上がって、傾斜の少ない石垣を建設できるようになり、改めて石垣が建設されているところがある。ここは、その変化が明瞭に見られる事例。




やりすぎ城

 タモリが殲滅された袋小路は、普段は入れないようになっている。




百間長塀の現状

 昨年の台風で破損した長塀は、後から引っ張る形で、見栄えだけは元に戻している。



レーザーディスクの鳥よけ

 肥後六花園の肥後菊のところに、レーザーディスクを使った鳥よけが。やけにでかいと思ったら。つーか、今や、こういう用途に使われるようになったんだな…