田中芳樹『銀河英雄伝説6:飛翔篇』

銀河英雄伝説 (6) (トクマノベルズ)

銀河英雄伝説 (6) (トクマノベルズ)

 ハイネセン大乱闘。
 帝国軍に敗れた同盟は、首の皮一枚で存続する形に。ヤンは、退役して、念願の年金生活に。しかし、平穏も長くは続かず、帝国の高等弁務官となったレンネンカンプの圧力と、それに屈した同盟政府によって、ヤンは暗殺されかけることに。それに対し、ヤンを救い出そうとシェーンコップ、アッテンボローとローゼンリッター連隊が大暴れ。ヤンは、ハイネセンを脱出し、流浪の生活を送ることに。
 一方、帝国では、地球教によるラインハルト暗殺未遂から、ワーレン提督による地球討伐に。一方で、地球教が何を企んでいるのか、探りにきたユリアンも協力して。血祭り。
 ここらあたりから、読むスピードが上がったな。

泣いて馬謖を斬る」か、ふん。自分が犠牲にならずにすむなら、いくらだってうれし涙が出ようってものでしょうな。p.174

 このせりふが好きだなあw