田中芳樹『タイタニア4:烈風篇』

 反乱に追い込まれたアリアバードとジュスランの両公爵。全力をもって、一気呵成に、タイタニアの本拠「天の城」に侵攻する。
 それに対応するイドリスは、藩王の身柄を押さえている必要があるため、動けず、受動的な対応を余儀なくされる。ファン・ヒューリックらの流星旗軍を、遅滞戦闘に投入するが、ぼろ負けで逃走。天の城周辺での戦闘となる。アリアバードの神速の用兵と、イドリスの戦力の逐次投入により、戦況はアリアバード・ジュスラン側の優位に進む。
 しかし、雲隠れしていた藩王は、突然姿を現し、停戦を命令。それに従った結果、送り込まれた特使にアリアバードが暗殺される。
 ほとんど情勢の軸となっていたアリアバードを容赦なく殺すなあ。