瀬尾つかさ『横浜ダンジョン3:世界を変える最初の五人』

 いきなり作中時間が飛んでいて、不吉な予感がしたら、やっぱり打ち切りだった。俺たちの戦いはこれからだ!
 とりあえず、アグナガラグの分体の一つを滅ぼし、もっとも強力な配下を全滅させた、それなりに切りが良いところで終了。邪神教徒と邪神側近の魔獣たちを焦らせ、分割された邪神の一つの封印を不完全な状態で解かせるという、決定的な手を取らせる。そして、それを倒し、世界を動かす方向に。というところでラスト。ヴェネツィアのスタンピードとティアマト戦、魔物による響暗殺の企て、長野のスタンピード、そして、アグナガラグ討伐と派手な戦いの連続。
 しかし、邪神を倒す前にナイルナーシャとアルランが出会うと、悪い方向に行くというのは、どういうことなんだろう。そして、ナイルナーシャの状況。最初の描写と微妙に齟齬が出てくるように思うのだが。
 そして、女性陣にいじられまくる白き賢者(笑)。