ドラゴンマガジン編集部編『えんさいくろぺでぃあスレイヤーズ』

 1998年だから、「スレイヤーズ」の全盛期に出されたもの。よく考えると、頭から最後まで読んだのははじめてかも。こういうの、だいたいインタビュー記事だけしか読まないものだし。
 第2章では、本編12巻、短編集13巻あたりまでのあらすじが紹介されているが、意外と憶えているものだな。処分して久しい「すぺしゃる」にしても、9巻あたりまでは、読んだ記憶ある作品が多い。それ以降は、再読の回数が少ないのかな。久しぶりに「すぺしゃる」を読みたくなったが、現在、新品では入手できないのな。市立図書館には、半分くらい入っているようだが。痛み具合が気になる。
 インタビューもおもしろいな。最初の頃は、ネタの蓄積があって、早く書けていたと。だんだん蓄積していたネタが尽きていって、七転八倒することに。長く作家生活を続けるのは、ネタを不断に溜め続けることが必須と。あとは、郷土の姉ちゃんこと、シーフィードナイトがゼロスと同格の強さか。ミルガズィアさんよりよっぽど強いと。
 担当編集者の話もおもしろい。スレイヤーズの担当は、メディアミックスで大変だったと。
 あとは、キャラクター名で「ヴェゼンディシティの魔法の道具屋のおばちゃん」とか、「白銀の八騎士」とか、名前もないキャラまで拾っているのがw