→食肉加工-受託製造-OEM製造のTONGTONG
自家製ハム工房 「TONGTONG(とんとん)」の『熊本づくしウインナー』|厳選のお持ちかえり|くまの素
現在では、ゴボウウインナーは作っていないのかな?
三本で300円なら、ためしに買ってもいいかなといった値段だが。
パリッとした皮をかじると、断面から千切りのゴボウが顔を出した。シャキシャキした食感の後、根菜のうまみが肉汁とともにあふれる。菊池市七城町新古閑の「自家製ハム工房TONGTONG」の人気商品だ。
原料は業界団体が品質を保証するSPF豚。社長の佐々幸紀さん(37)の弟が工房近くの養豚場で育てたものしか使わない。ゴボウも香りがよく柔らかい「水田ゴボウ」を自家栽培している。
「商品のすべてに責任を持たなければならない時代。何か問題が起きたとき、『ゴボウはうちのじゃない』とは言えませんから」。佐々さんは品質への自負をのぞかせる。
ゴボウについた泥を洗い流し、さらに殺菌能力が高い強酸性電解水で洗浄する念の入れよう。歯ごたえを出すためラードで素揚げし、ミンチ肉や調味料と混ぜて腸詰めにしていく。
ゴボウのほか高菜、不知火ミカン、あらびきの4種をセットにした「熊本づくしウインナー」が、県や熊本市のおみやげ開発事業「くまもとうまカモン!」に選ばれた。通信販売業者などからの商談が増えているという。自分だちで育てたオオバやニラ入りの商品もあり、レパートリーは20〜30種類を数える。
価格は3本入り(約100グラム)で300円。焼いてもゆでても風味は損なわれないが、冷凍パックのまま火を止めた鍋の熱湯に5分間入れてから食べるのがお薦めだそうだ。
佐々さんは「自分の子どもに毎日食べさせられる安全性と、地元の皆さんに毎日食べてもらえる価格を追い求めたい」と話す。近くの「道の駅・七城メロンドーム」に構える販売所のほか、電話注文も受け付けている。問い合わせはTONGTONG(0968・25・4186)へ。 (岩崎生之助)
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