「うちのイチ押し:てづくりあけぱんや(熊本市):高校生らに人気80円揚げパン:表面カリッお菓子感覚」『朝日新聞』2010/12/15

てづくりあげぱんや - 水前寺-パン [食べログ]
 近くはよく通るけど、食事とか、おやつ時なんかのタイミングに当たらないんだよな…
 久しぶりに食べたくなってきた。

 熊本市のJR水前寺駅北口を降り、熊本高校方面に歩くと、左側に見える「てづくりあげぱんや」(新大江1丁目)。ちょっと小腹がすいたときにお菓子感覚で食べられ
る揚げパンが、高校生を中心に人気だ。
 中松正文さん(40)と雅子さん夫妻が2009年2月に開店。雅子さんが「子どものお
やつに」と、約10年前から自宅で始めたパン作りで腕を磨いてきたという。
 揚げパンの作り方もすべて独学。強力粉に卵や砂糖、塩、イースト菌などを混ぜて発酵させる。その後、丸くこねた生地をピザを分けるように放射状に切り、低温と160度に保った油の2回に分けて揚げる。「1度目はさらに生地を発酵させる役割。2度目で表面をカリッと仕上げる」と雅子さん。扱っているのは、きび砂糖をふった「あげぱん」の他に、きなこぱん▽がーりっくぱん▽しなもんぱん▽じゃがぱん▽あんぱんの6種類。すべて80円と値段も手頃だ。
 夏は1日に200個、冬は300個分の生地をこね、午前10時の開店後、完売したら店を閉める。売れ残ることはほとんどなく、昼間は仕事の合間に立ち寄った会社員、夕方から夜にかけては帰宅途中の高校生らでにぎわうという。雅子さんは「初めは女性が中心だと思ったが、意外と男性客が多いことに驚いた」。子どもへのお土産として買う人たちも少なくない。
 老人ホームや専門学校、企業などへは正文さんがバイクにまたがってパンを配達する
サービスも。学園祭やバザーなどで注文を受けることもあり、毎年秋ごろから忙しくな
るという。  (井上翔太