Seconds from Disaster Aircraft Carrier Explosion  衝撃の瞬間 空母フォレスタルの爆発事故 - YouTube


 1967年に、空母フォレスタルで発生した死者130人以上の火災事故の原因を探る番組。
 ファントムに搭載されていたロケット弾がショートで暴発。甲板上のスカイホークに命中。火災発生。搭載していた爆弾が爆発して、大量の死者を出した。ロケット弾の安全装置は二重になっていたが、第一の装置は強風で抜けていた。さらに、直接ロケット弾発射機にコードをつなぐのは、発艦直前に行う安全規定があったが、発艦を遅らせるので先につないでしまうように現場で規定を変えてしまったのが事故原因。
 さらに、旧式の爆弾は、火災の熱にあぶられると爆発に至る時間が短く、新型の爆弾を使っていれば爆発前に鎮火できていた可能性が高いこと。
 さらに、訓練を受けた消防員が爆発で全滅し、経験のない乗員が消火活動を行った。彼らは知識がなくて、放水と泡消化剤を両方使った。水はジェット燃料の火災には無効どころか、炎上した燃料を押し広げるだけだった。さらに、泡消化剤を押し流し、無効にしてしまう。消火活動が、被害を拡大させた。
 なんか、絵に描いたような被害の拡大の仕方だな。あと、出撃準備中の空母の脆弱さってのは、第二次世界大戦から解決されていないと。