虚淵玄『鬼哭街:紫電掌』

鬼哭街 紫電掌 (角川スニーカー文庫)

鬼哭街 紫電掌 (角川スニーカー文庫)

 ニトロプラスのゲーム『鬼哭街』のノベライズ。ゲームをするまで、ネタバレは避けようと思っていたのだが、なんか一生する暇なさそうなので、こちらを読んでしまうことに。
 サイボーグ拳法家と魔法の如き内家拳を操る主人公が激突する、サイバーパンク武狭小説。信頼していた朋友に裏切られ、殺されかけ、最愛の妹を奪われた主人公は、復讐し、魂を分かたれた妹を再び集めようとする。死者をよみがえらせるために、修羅の道に墜ちるというは、非常に判りやすい物語だな。
 初っ端から、サイボーグ拳法家を、一気に破る展開で物語に引き込まれた。