ピーチの事故、那覇でうっかり墜落寸前まで行ってしまったホントのところ - ビジネスクラス症候群を患いまして

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 那覇空港は、PARアプローチという口頭で誘導する方式で、当該機の機長はその方式は5年ぶりだった。で、そのための準備はしていたのだが、なぜかVSノブを引いてしまい、下降してしまった。
 手順が変わると、そういう凡ミスをしがちだよなあ。まして、飛行機は山ほど、ボタンだの、手順だのがあるわけだし。なんで、ここ触ったみたいなことはどうしてもある。
 そのうえで、誰も下降に気づかなかったのが、危険を拡大させた。エアバスの操縦方式は、自動操縦の時にパイロットの意図しない挙動をやってしまうとか、ここでもスロットルレバーが下がらないと直感的にわかりにくいインターフェイスになっているとか、パイロットと機械のインターフェイスの思想に問題ありだと感じるな。
 VSノブの設定が-900という値に設定されていた。機長が無意識にVSノブを引いてしまった。乗員・管制官が下降に気づきにくかった。3つの問題が連鎖したということか。横の管制官が気づいてくれなかったら、本気で落ちてたんじゃ、これ。