ダムは永久にエネルギーを生む「夢の装置」だ | 資源・エネルギー | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

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 ぶっちゃけ、壊れないと言われると、とたんに信用できなくなるな。阪神大震災の時に、そういう過信は危険だと学んだのではないかな。建造物も、自然物もぶっ壊れるのが基本。
 つーか、東日本大震災は、ダムに対する危険度という点では、かなり低かったことを忘れてはいけない。東日本大震災に耐えられたから、直下型の内陸地震に耐えられるかというと、それはどうかなとしな。ごく近くの断層による揺れ。あるいは、内陸直下型地震の最大の脅威である、大規模な土砂崩落が、ダム湖ないしダム本体を直撃する。それが一番問題なのではないだろうか。2008年の岩手・宮城内陸地震では、貯水量が少なくて、幸い被害がダム内で収まったが。これが、満水状態の時には、どうなったやら。
 一番上まで水をたたえたダム湖に、膨大な量の土砂がなだれ込むとか、悪夢以外の何者でもない展開。この場合、大雨のような予測は一切できなくて、突然おそうのだが。
 土砂の排除が、安くできるというのも、怪しく感じる。
 発電設備の付加というのは、ありだと思う。しかし、かさ上げは、周辺に住んでいる人々の再移住を伴うという点で、ダムの新設並みにハードルが高い問題だと思うが。
 渓流の砂防ダムを発電に使うというのは、小規模水力発電の発想だな。既存ストックを活用した水力発電の強化というは、いろいろな意味で重要だとは思うけど…