瀬尾つかさ『聖煉の剣姫と墜ちた竜の帝国 2』

 瀬尾つかさラソンも、ここで一通り打ち止め。2巻目にして打ち切りになったシリーズ最終巻。
 前巻で「魔王の欠片」と戦い、「真実を知りたければ、賢者の学院に赴け」という書置きに接したグレイは、賢者の学院に入学する。母親の過去の姿を知る図書館精霊ルールーラという存在を知るが、テストがクリアできず、停滞を強いられる。
 滅亡した竜の帝国の王宮、そこにある母親エルシオーネの居室を探せという示唆をうけて、王宮を探索。そこに巣食っていた魔王の欠片と戦い、これを打倒する。その際に、竜の生き残りが異世界に残っているかもしれないことを知り、コンタクトをとるべく、異次元に旅立つところで本刊終了。
 竜が他の世界からやってきたらしいことが示唆されていたり、なかなかおもしろそうな感じだったのだが。最終的に、どういう風に展開するつもりだったのだろうか。