得能正太郎『New Game! 3-5』

 新しいゲーム「PECO」製作に入った青葉たちのチーム。コンペの結果、青葉がキャラデを勝ち取って、一時的に八神とギクシャクしたり、キービジュアルが八神の担当になったり、ひふみがキャラ班リーダーになったり、ねねがプログラムのアルバイトで入ってきたり、少しづつ変わっていく。
 なんか、ひふみんの出番が目立つ気がする。青葉を気遣ったり、キャラ班のリーダーになることを決意したり、裏主人公って感じになって来たな。青葉関係のイベントだと、物語が一気に進んでしまうから、便利なのかね。つーか、ひふみんかわいい。青葉とひふみんって、公式カップリングだよなあ。
 あと、青葉の暗黒面。


 高校時代のゆんとはじめがどうだったかのエピソードもおもしろいな。二人とも、ものすごくイメチェンしていて。あと、はじめがオタク趣味を隠しているのを、わかっていて、知らない振りしてくれていたアッキーさんのやさしさ。


 5巻は、青葉の高校時代を描いたスピンオフ。
 キャラデザの職に就くために、どうすれば良いかわからなかった青葉。美術の先生に相談に行ったところ、美術部に入ることになり、唯一の美術部員蛍との仲を深めていく。うむ、青春ですな。就職か、進学か。進路がばらける悩みとか。
 随所に、本編のオマージュみたいなのが入っているのもおもしろい。
 あと、もう一つの製作チームのディレクター「花ちゃん」、1巻18ページの青葉が挨拶しているシーンで、正面に立っている人なのかな。



 このシーン、青葉の表情といい、いろいろとおもしろい。



 ポニテで、スーツもリボンタイしていない青葉も、これはこれでかわいい。