高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない2 (一迅社文庫)
- 作者: 瀬尾つかさ,kakao
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2016/10/20
- メディア: 文庫
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今回、ケーネさんの、ヒロイン的な意味での見せ場が全然ないな。基本、スピカと一緒に行動していて、なんか、夫婦という距離感を築きつつある。それをぐぬぬとみているしかない状況。さらに、メイムという新ハーレムヒロインまで登場する始末。
今回は、あまりアクションはなく、「積層都市」アルフェでの、外交戦がメインの筋立て。「本来」の歴史では、早期に魔族軍によって滅ぼされた「西部都市連合」。その諸都市の国力を結集させ、魔族軍に蹂躙されるのを防ぐ体制の構築を急ぐ。前線から遠い都市は、危機感を抱くに至っていない。彼らをどう取り込むか。
それに、冥神の信者の暗躍とか、「未来」を知ることができた人物とか。
スピカの兄、重要キャラっぽく出てきて、速攻で退場したな。あとは、「皆殺しのシルテシア」とか。
こっから、魔族軍とは、どう話をつけて、対等の「人間」を築き上げていくのか。続きは、当面出なさそうだけど。
ナイトゴーレムって、「天秤」のテンタクル・ナイトと似ている感じだな。
一迅社文庫界隈をざわざわさせていた「あとがき」って、これか。T澤氏移籍。で、近い作家陣も移動と。もともと、「編集部」としての組織的行動ができていない雰囲気だったけど。一迅社文庫はどうなるんだろう。今や、隔月刊行と化しているわけだが。