
- 作者: 奇水,鍋島テツヒロ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/11/10
- メディア: 文庫
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戦争が終わって、仕事にあぶれ、新大陸に流れてきた剣匠アルナルド。かつて所属した部隊を壊滅させ、自らも追われる一方だった、魔導兵士ウルスラと再会する。しかし、無表情に殺戮を行っていた頃とは変わって、筋力に入れ込む修道女になっていた。
戦乱の中で、何度も死闘を繰り返したアルナルド、ウルスラ、そして魔術師ファウスタの三人が再会し、奇妙な友情を育むことに。
なんか、雰囲気いいな。互いに死力をつくして戦った相手だからこその、信頼感みたいな感じ。殺し合いにならない、微妙なゆるさ。もう少し、マエストロが戦闘シーンで活躍して欲しかったところだが。
「武の行き着く処は愛である」か。互いの出方の読みあいを重視する戦い方なら、相手を理解する=愛ではあるのかねえ。