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そういえば、『ジャガイモの世界史』の方は読んでないなあ。似たようなテーマで、岩波新書から出ている山本紀夫『ジャガイモのきた道』は読んだが。生態学や植物学をベースにしての議論なので、おすすめ。
ヨーロッパ人が、ジャガイモをなかなか食べ物として受け入れられなかったというのが、なんともおもしろい話だよなあ。寒冷地の植物であるというのが、ユーラシアへの拡散を遅らせた側面はあるのかな。一方で、暑いところに強いサツマイモの方が、早く普及している感じが。そうは言っても、日本での普及も、結構遅れるようだが。
同じ著者で『サツマイモと日本人』という本も出ているそうな。サツマイモ関係に関しては、塩谷格『サツマイモの遍歴:野生種から近代品種まで』という本もある。