万引き画像公開騒動 めがねお〜社長が語る「警察が動かないならやるしかない」 (デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170223-00518129-shincho-soci
店側の万引き容疑者顔写真公開を許容する流れはちょっと違うんじゃないでしょうか: 不倒城
万引犯の写真公開は許されるか 「人権侵害」の声に小売業界は反論……「きれいごとでは被害防げない」 (1/3) - ITmedia NEWS
 「私刑」は良くないという原則論は堅持すべきだが、一方で、法や警察力が、窃盗全般で、あんまり機能していないというのも確かだからなあ。
 店にとって死活問題だし、そもそも窃盗という犯罪に対して、なんかいろいろと甘すぎるのではなかろうか。年間何千億の被害が出ている店頭窃盗に対し、長年、有効な対策がとられていない。
 一方で、その人が犯人ではなかった場合の被害の大きさは、確かに大きな問題。「犯罪者」として拡散してしまったら、それを訂正するのは事実上無理。小売店がそれを償うのは、難しかろうなあ。今は、覚悟を決めてやっている人だけだから、この程度だけど、カジュアルに晒すようになったら、今度は誤爆地獄になりそうではある。その点で、二番目の記事の人の懸念は納得できるところ。
 結局のところ、警察のリソース配分に問題があるのでは。「青少年健全育成」とか言って、かなり政治的動きをやっている警察官僚がいるけど、その事務リソースを窃盗の検挙に使えって感じだよなあ。
 それでも、7割は捕まえられているのか。そうすると、警察が機能していないわけでもないし、余計、あるべき対処はどこにあるかの迷宮になるなあ。


 日本において「法」が、いろいろな面で紛争解決に機能していないんだよなあ。窃盗の検挙もだけど、被害回復がねえ。
 こういう、店頭の陳列物を盗む行為はどこでも起きそうだが、諸外国では、どう対応しているのだろうか。アフリカあたりでは、みんなでボコるという「自力救済」が行われているわけだが。
 あと、「万引き」被害の被害額の長期的データってあるのだろうか。監視カメラが一般化する以前は、泣き寝入りしていそうだし、統計データがあまり信用できなさそうなカテゴリではあるが。