小林さんの「娘を信じてみせろよ!」の啖呵がかっこいいな。
つーか、親父の終焉帝が、完全に娘の結婚を認めんぞと言い張る、偏屈親父状態。
父親、終焉帝によって、いきなり元の世界に連れ帰られる。動揺する小林さん。そして、だんだんと汚部屋化していく小林さんの家が、トールの重要性を物語っているよなあ。小林さんの家庭と人生の支えだった。トールのいない生活に時間をかけたのが、終盤の戻ってきたトールと終焉帝の対決への小林さんの介入を、説得力あるものにしている。
で、脱走して小林さんのところへ戻ってくるトール。それを、連れ戻しにやって来る終焉帝。対決の場に介入する小林さん。親父の前で、トールを自分のものと宣言する。で、「信じてみせろよ」の一言で、諦める。
エピローグは、小林さんの実家へ。これで、完全に親戚公認の婦〜婦ですな。
この話は、本当に「家族」をテーマにした感じだな。公式的立場と人情のどっちを取るか。
寿命差があるというのは、大きな枷だよなあ。小林さんが寿命を迎えた後も、トールは生き続けるわけで。