- 作者: 和ヶ原聡司,029
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/05/10
- メディア: 文庫
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魔王はマグロナルドの正社員登用試験に落ち、木崎店長は異動と、地球サイドで魔王のまわりに異変が。さらに、「大魔王サタンの遺産」のうち魔界に存在するアルトラルジェムを探索していたカミーオが、魔力を失った姿で地球に出現。それにつられて、アストラルジェムをその身に宿すレンベレルレベルベの長キナンナも地球に。ところが、キナンナはすっかり耄碌していて、その介護に振り回される魔王たち。いろいろとストレスが重なる中で、結局、魔王は一度魔界へ帰還することを選ぶ。
レンベレルレベルベの本拠には、大魔王サタンが設置したメカが配置されていて、なにやら、遺産を強化するようになっているらしい。そこに驚く魔王たち一行に、イグノラ自身が襲撃をかけてくる。一応、イグノラを退けることはできたものの、アシエス、魔王、エミリアみんな意識不明の状態に。ここが突破口なんだろうけど、武器を「研ぐ」機械は、破損しちゃったんだよなあ。
一方、エンテ・イスラでも、天使たちの策動が。大法神教会の大神官筆頭を殺害、他の大神官に幻覚を見せて、魔王城への侵攻を扇動。大法神教会の教会騎士団をはじめ、諸勢力が侵攻してくる危機に。
天界側の巻き返しに、魔王たちは、どのように対抗するのか。なかなか、凶悪な引きだな。
あと、芦屋が、こそこそと北と南の大陸と交渉を進めているようだが、何を目論んでいるのだろうな。